ラブ・ストーリー~可愛くない女~
康介さんの笑顔を見たら‥ポロ‥ポロっと堪えていた涙がこぼれ落ちる。


「みゆきさん‥?」


驚いた顔をした康介さんがカウンターから出てきた。


「ご、ゴメ‥ンなさい‥でも‥頼れる人が‥他にいないの‥。」


自分の言葉にさらに泣けてきた。


お店にいたお客さんもチラチラと私を見ている。


いつもなら絶対に人前でなんか泣かないのに。


正直に出会って‥私は弱虫になっちゃったのかな‥。
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