Dreamers-夢物語-

「廉…」

「なに？」

「…傍に、いてよ…っ？」

「ふふ、当たり前。ずっと一緒にいてやるから。ずっとな」


うん…と弱々しく言う士。
優しく頭を撫でると、さり気なく俺の背中に手を回した。
俺はまた士にキスを落とす。
多少嫌がるが、何回かすると受け止める士。


「士…？」

「バカ…」


深いキスを再度する。
それに答えるべく、士もキスに答える。
士、俺はお前と同じように、傍にいてくれれば。
隣でお前が笑ってくれれば、俺は自分に自信が持てるし、頑張ろと思う強い勇気が持てる。
それはお前も俺も。
だから俺、お前から絶対離れないからな。
お前がいるから。
俺はお前がいるから強い勇気を持つことが出来るんだ。
それはお前もなんだろ士。