Dreamers-夢物語-


夜でも暑いのが苦だよね。
自転車なら生温い風でも我慢して涼しいと思えるが、歩きで生温い風を感じると、イライラ来る。
そして暑いのに道端でいちゃつく恋人共…暑苦しくていつも睨んでしまう。
よくベタベタ出来るよね。
汗の臭いとか気にしない訳?と考えながら、道端に早速いた恋人同士を睨みつつ通り過ぎる。
家帰っても冷房ついてないんだ…と家を目の前にして思う。


「ただいまー…あっつ…!!」


鍵を開け、玄関のドアを開けた瞬間。
蒸し暑い空気があたしを出迎えた。
あまりの暑さに昼間の暑さを思い出す。
あたしは急いで部屋がある2階へ駆け上がった。
部屋に入るなり、冷房のスイッチを入れた。
ピピ!となった冷房の口から、あぁ…心地いい風が〜…生き返る。


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