キミが望むのなら


「やった」


その声が聞こえた時、あたしはもう一度幸せを感じた。


「桃香、好きだよ」


「っ……」


『桃香』って呼ぶその声も……


『好きだよ』って囁くその声も……


全てあたしのものにしてしまいたいって思うのは、心が満たされてきているからなのかな……?



「桃香は?」


「え?」


「俺のこと、好き?」


「っ///」


こ、こんなこと聞くキャラでしたか!?


悠君って!!


「……俺も言ってもらわないと、心配になるんだよ」


――キュン



な、なんなのっ!!


この可愛さっ///


こんなの卑怯でしょ!?


「桃香……言って?」


「っ///」


甘い囁きはあたしの頭を支配して、溶かしていくようだ……



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