囚われ姫~星屑は寵姫となりて蝶姫となる~
「刹那」




低くて甘い、誘感的な声音があたしに届けられる。
泣くのを我慢するあたしはゆっくり顔を上げる。




「刹那を絶対幸せにする。哀しませないし、刹那が望むなら何だってする。だから俺様を選ばないか?刹那の残りの人生全てで」
「それってどうゆう…?罰ゲーム?」




素直に受け取らないあたしに神崎さんは苦笑してみせた。
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