プライマリーキス 番外編&溺愛シリーズ
「ロンドンは、イングリッシュサマーと言われるだけあって、日本にはない爽やかな夏が好きだったな。向こうのミシェルは元気だった?」
そうだ、市ヶ谷副社長はロンドンにいた時、ミシェルと恋仲だったんだ。だとしたらミシェルにアドバイスでももらえるかな?
「はい」
「彼女から電話をもらったよ。赤ん坊がやっと出来たこと喜んでいた」
「そう、そうなんです! 本当に嬉しそうで私まで……幸せな気持ちでした」
「あとは君がとてもキュートな女性で大好きだと。だから寂しいって言っていたよ」
市ヶ谷副社長が覗きこむように言って微笑む。
「私も寂しいです。実は……最初、ミシェルのこと凄く厳しい上司で細やかで苦手だったんです。でも……本当の彼女を知って、とても大好きになりました」
「あぁ。きっと君の存在がそうさせたんだろう。黒河くんのことを見ていても思うよ。あぁ、今は立ち場が逆だけどね」
話していて楽な人だ。空気のように馴染んでいく、彼の雰囲気はどことなく淡い春のようなイメージで、心が軽くなっていく。
そうだ、市ヶ谷副社長はロンドンにいた時、ミシェルと恋仲だったんだ。だとしたらミシェルにアドバイスでももらえるかな?
「はい」
「彼女から電話をもらったよ。赤ん坊がやっと出来たこと喜んでいた」
「そう、そうなんです! 本当に嬉しそうで私まで……幸せな気持ちでした」
「あとは君がとてもキュートな女性で大好きだと。だから寂しいって言っていたよ」
市ヶ谷副社長が覗きこむように言って微笑む。
「私も寂しいです。実は……最初、ミシェルのこと凄く厳しい上司で細やかで苦手だったんです。でも……本当の彼女を知って、とても大好きになりました」
「あぁ。きっと君の存在がそうさせたんだろう。黒河くんのことを見ていても思うよ。あぁ、今は立ち場が逆だけどね」
話していて楽な人だ。空気のように馴染んでいく、彼の雰囲気はどことなく淡い春のようなイメージで、心が軽くなっていく。