天使の舞―前編―【完】
キャスパトレイユは、一瞬何を言われたのか、理解できなかったようであったが、反復された言葉に、驚かずにはいられなかった。


「何で早く言わないんだよ!」


「だって、後で聞くって言うから・・・。」


無論、確信犯である。


シンシアは、キャスパトレイユの驚く顔が見たかったのだ。


クスっと、笑ってシンシアは、付け足した。


「どうするの?」


「決まってる。
妃を迎えに行ってくる!」


「まぁ、頼もしい。」


シンシアは、走り去る息子の姿を、嬉しそうに眺めた。









   ・・・後編へ続く・・・



< 229 / 230 >

この作品をシェア

pagetop