残念な彼!ーOH MY ダーリン!!
「む、無理です!」

って必死に言ったけど聞き入れてもらえず

項垂れる私の横で相変わらずユズカはケラケラと楽しそうに笑ってた

「ユズカ!!」

「いいじゃん、憧れの王子様と愛のバトンタッチ」

そう言ってユズカが指した黒板を見ると

第4走者ー夙川晴人

「えっ…」

「なっ嬉しいだろ。喜べ」

とユズカ

「だけど私そんなに早く走れないし…」

「一緒に練習しよ。ちいちゃん」

不意に背後からした声に振り向くと

晴人先輩がスーパーでスペシャルな笑顔で立っていた
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