残念な彼!ーOH MY ダーリン!!
何とかドレスも決まりあっという間にパーティー当日になった

「す、すごい……」

パーティー会場は私の想像を遥かに越える豪華絢爛さで

自分がとっても場違いな場所にいる気がして固まっていると

「大丈夫、僕にまかせて」

と先輩がいつもと変わらないスーパーでスペシャルな笑顔で私を安心させてくれる

けれど先輩自身も来客への対応やらで忙しく

結局、私は1人で会場に面した庭に出ていた

ベンチに座っていると

「ちい」

と呼ばれたので振り返ると

そこに立っていたのはまるで本物のシンデレラみたいなユズカだった
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