私の彼は強くて優しい不良です。


そうして私達は一緒に登校した。

女子からは黒い叫びが降ってくる。

「はぁ?何アレ?」
「何で拓人と松野さんが一緒に登校してんの?」
「松野美結まじでシメる」

シメるってどうゆう事なの?

もぉ、怖いよー。

怯えてる私に気付いたのか黒瀬くんは

「心配すんな」

と言ってくれた。

私は「うんっ」と大きく頷いた。
< 40 / 167 >

この作品をシェア

pagetop