鬼の花嫁
---------------*
日が落ち、月が昇った夜の事
私と風神さんは
廊下に座りボーっと月を眺めていた。
「風神さん、冷えますからどうぞ」
そっと羽織を肩にかけ、
くっつくように彼の隣に座る
ちらりと風神さんに目をやって、
小さく問いかける。
「…寒くないですか?」
「寒い」
するといきなり手が肩に回され、
そのまま引き寄せられる。
「…………!」
私の体は
風神さんにぴったりくっついていた。