鬼の花嫁
「風神さん!」
「……………。」
急に額に手を添えられトン…と押され、
またも真っ暗の中を落ちる。
「き、きゃあああ!!」
元々、絶叫系マシーンが苦手な事もあり
いくら視界が真っ暗といえど
もう何度も経験したが、
これだけは本当に慣れない。
「うるさい」
いつものように、
風神さんが抱きしめてくれて、
ぎゅうっとそれにすがりつく。
こうしていると、
真っ暗でも風神さんの
温もりが伝わってきて怖さが和らぐ。