ティアドロップ

初デート





「ふっ…史哉先輩!!」


「あっ、瑞紀ー!」




7月7日、七夕。

今私がいるのは、遊園地だった。




「ごっめんごめん……はは、男が遅れるなんてしょーもないね…」



「いえいえ、全然大丈夫ですよ」



「えー…? いやいや、ここはさ、こう…ビシッと! 瑞紀の方から待った? って聞かれて俺が今きたとこ、って言うじゃん?」





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