踏み台の女神
それは不幸というのとは違う。


私には食べるものがあるし、寝る場所があるし、多くはないけれど友達もいて

つつがなく暮らしている。


ありがたい事である。



ただ、私は可も不可もない平凡な日々を送るだけで、何かを成し遂げた事が無い。


人を励ます事は出来ても自分自身は成長も前進もせず

悲しいくらいに、良くも悪くも、いつまでも変わらない。
< 18 / 200 >

この作品をシェア

pagetop