踏み台の女神
「神様のとこまでは、バスに乗って行くよ」


ねこさんがリュックを背負いながら言った。


「指定席」のベンチの上に2本足で立ち上がって、白いキャンバス地の小さなリュックを自分で器用に背負う。
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