フェイス
「ふざけんじゃねぇ、誰がそんな汚ぇことに加担なんかするか!」


 春平が吠えた。

 いつも熱い男だと思う。

 私はこうはなれないし、正直なりたくない。

 汚い、確かに汚い。

 何よりも間違ってると私は思うけれど。


「しょーがないなぁ、そーゆーならさぁ、無理矢理にでもキョーリョクしてもらわないと」

「それ、協力じゃねぇだろ」


 リーダー格らしい男は頭を掻いて言うけれど、春平の言うことは尤もだった。
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