フェイス
「風音、ちょっと下がってろよ」


 春平がくるりと振り返った。

 何て失礼な奴!


「一人で格好つけるとか許すと思う?」


 最初に見付けたのは私なのに。


「絶対、俺一人で十分だって」

「私も一緒ならもっと時間の節約になる」

「まあ、どっちにしても瞬殺だろ」


 春平はニヤリと笑うけれど、私も笑った。

 独り占めは許さない。


 そして、先輩方は集団で襲いかかってきた。

 私達は二人、それでも結果は見えていた。
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