恋の傲慢⇔愛のエゴ

めんどくせー、と思いつつ、わたしもどうせパン買わなきゃなんないし。




リサと広夢に別れを告げて組長と購買に向かった。






「付き合いたての彼女にしてはブッチョウ面だな。その顔、もう少しなんとかならんのか。」





モーシワケゴザイマセンね。

元がこの顔なので。






内心でへっと毒づきつつ、にっこりと満面の笑みを浮かべて見せた。







「ダーリィンったらわたしに焼きそばパンとコロッケパン買ってくれるのぉっ、優しいんだ・か・ら♪ちなみにわたし、飲み物は百パーセントオレンジジュースが大好きデス★」



「(怒)」






会長は米神にぶっとい血管を浮き上がらせながらも、焼きそばパンとコロッケパンとオレンジジュースを買ってくれた。







人からせしめたパンは、いつもの二割増しでウマイのは何故だろう。


七不思議。



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