恋の傲慢⇔愛のエゴ

わたしと広夢の視線が空気中でばちっとぶつかり合う。





「悪いけどここを通すわけにはいかないよ。どうしても通りたかったら僕を倒して行きなよ。」









「どうやら本気のようね・・・・。



ならばわたしも本気で行かせてもらうわ。」









張り詰めた空気





向かいの駄犬が餌を強請って『わん』と鳴いたのが合図のように







わたしと広夢は一気に間合いを詰めた―――







(て、これ、ナニ展開っすか?)




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