甘恋-secret love-
後ろから突然、ポンっと肩を叩かれた。
ピクッと肩を揺らして驚いた依流は、恐る恐る顔を上げてみる。
すると、さっきまでアンコールを歌っていた渉が心配そうに依流の顔を覗き込んでいた。

「君、大丈夫?」


「大丈夫じゃないです・・駅に行きたいのに、迷っちゃって。」

大好きな渉君が目の前にいることに依流は、ドキドキを隠せず不安で泣きそうだった表情から変化して頬に赤みが差し、その上緊張で身体がプルプルと震えてしまった依流を見て、渉は思わずキュンと胸が高鳴ったのだった。

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