遊びじゃない
「随分…感じやすいんだね?まだ指と唇しか使ってないのに。」
強烈に色香を放つ濡れた唇を意地悪く歪めて、肌を隠すものが何もなくなっても隠す気力も失せた私を面白そうに見下ろす。
寄り道せずにピンポイントで弱い所を集中攻撃されて、じれったい思いなんてこれっぽっちもさせてもらえない。
麻生さんの引き締まった体に触れて、舌を這わせ、爪を立てたいとも思うのに、それさえも叶わずただ指先に触れる冷たいシーツを掴むことしかで
きない。
まるで、目的に最短距離で辿り着くように、余計なところには触れずに、彼のしるしさえ残してくれない。