届カナイ愛ト知ッテイタノニ抑エキレズニ愛シ続ケタ…

18 壊れ行くもの


霧生くんから連絡がなくて2日。

夜勤明けで疲れているのかな?

今日は休みだよね?

緊急の何かがあったのかな?

冬槻先生とデートとか?

こんなにメールが待ち遠しいなんて。

初めてだから。

携帯から目が離せない。

だけど、あたしからメールして、冬槻先生とのデートでもジャマしたら悪いよね?

どうしよう?

明日、病院に行ってみようかな?

なんて考えていた深夜。

全てが突然すぎて、何もかも分からなくなった。

ブルルル…

ブルルル…

何度も枕元の携帯が鳴っていた。

あまりにもうるさい電話の音に目を覚ました。

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