届カナイ愛ト知ッテイタノニ抑エキレズニ愛シ続ケタ…

「何それ?今週じゃなくて?大体、4人って誰と誰?」

「だから、大迫先輩と亀井くんと4人でさ。今週と来週は試合なんだって。」

「だけど何で?」

「口実。亀井くんの誘いなら、大迫先輩も来るだろうしね?」

ギュッとあたしの両手を握りしめると。

キラキラと輝いた瞳を潤ませた。

そんなかわいくお願いされても…。

「本当に、大迫先輩と絢音をくっつけるためだからね。」

渋々だけど。

絢音の恋がうまくいってくれるなら。

「やった~!!ありがと。早速、亀井くんに話してくるね。」

まるでワープしたみたい。

教室のドアからダッシュで出て行った。

「まったく…。」

なんて呆れてた。

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