あのこになりたい
シュンの家のインターホンを押すと、驚いた顔でシュンがドアを開けた。


「ゴホッ…こ、香水…ゴホッ」


肝心なところでグダグダになってしまった。



「大丈夫…?」


シュンは少し笑いながら言った。



シュンの家は久しぶりだったけど、暖房が入れられたりカーペットが敷かれて少し冬らしくなっていた。



出された温かいお茶を飲みながら、私は改めてシュンの顔を見た。



「で、どうしたの?」


シュンはまた困った顔をした。



迷惑だったかな…



でも、決めたから。


ちゃんと言わなきゃ。


私はシュンの方に体を向けて座り直した。



「シュンに会えなくて…本当に寂しかった」


私が言うと、シュンは少しうつ向いた。



「シュンとキスして、シュンの違う一面見た時からシュンが気になって…気になって仕方なかった」


シュンは私を見た。



< 128 / 201 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop