あのこになりたい
「勉強はついて行けてるの?」



「今のところは。だけど中学と違ってみんな頭いいから今までみたいにはいかないよ…きっと」



「最初からそんなこと言わないで努力しなさい。努力しないでそんなこと言ってる人間、一番嫌いよ」


じゃあ一体お母さんは何を努力してるっていうの…?

どれだけ偉いの…?


そんな思いが渦巻く。



味なんてわからない。


早く食べて早く部屋に…


私は黙々と食べて食器を流しに持って行く。



二階に上がり、兄の部屋へ。


トレーが置いてある。


それを持ってまた1階へ。

これで私の任務は終わり。


私は自分の部屋へと急いだ。


ドアを閉めた瞬間、やっとゆっくり呼吸できる。


私はベッドへ横たわった。

携帯が点滅している。


開くと、メールが来ていた。


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