あのこになりたい
「あ、そろそろ帰らなきゃ」


私はゆっくり立ち上がった。



「送るよ」


シュンも立ち上がった。



私の家までただ無言で歩き続けた。



「じゃあ…」


私は手を振った。



「じゃあな。頑張れよ」


シュンはそう言って帰って行った。



私は、その後で改めてシュンとキスしたことを思い出して顔が真っ赤になった。


綾と幸輔はこんなこと普通にしてるんだ…



綾の部屋にはまだ電気がついていなかった。



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