新・監禁ゲーム

遥斗のデジタル標識が、すでに20を切ろうとしたとき。

ようやく鬼から逃げ切ったと思い、息を切らしながら壁に寄り掛かった。

けど今は休んでる暇もない、すぐにゴールの手掛かりを探さないと。

そう思ったとき、遥か先の方で"あの"音が聞こえた。

カシュ、カシュ、と。

この薄暗い闇の中、壁が反響して一体どこから近づいてきているのかわからなかった。

左からか、右からか、まさかの正面からか。

何も鬼は1体とは限らない、まさか囲まれたか。

混乱する中、頭に鳴り響く、機械が擦れてるような音に、遥斗は気が狂いそうになった。

一体どこからなんだ。



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