新・監禁ゲーム

被害者の1人、島崎 遥斗(18)が目を覚ましたとき、そこは見覚えのない真っ白な小さな部屋にいた。

目の前には扉があり、それ以外には何もないのだ、窓さえも。

左手首には見覚えのない、白い革ベルトの時計が。

時計の画面はデジタル文字で120。

一体、自分に何があったのだ。

頭を抱え、パニックにもなったが、何とか落ち着いて、あの日の出来事を思い出そうとした。


< 2 / 107 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop