新・監禁ゲーム

残り2回の指定人物解答権利は簡単には使えない。

なら、まだ7回ある質問回数を使うべきだ。

遥斗はそう考えた。

質問回数を残せば残すほど、賞金が高くなる。

逆に権利は残そうが使おうが、賞金とは関係ない。

これは人間のいやらしい心理をついている。

賞金が欲しい、そのためにもなるべく質問をせず、指定人物を的中させる。

そう考えさせるのが、この賞金制度の意図と感じた。

しかし、遥斗にとって、賞金なんてものは、今ではどちらでもよかった。

質問を抑えるがゆえに、指定人物を的中できず、ゲームオーバーとなる。

そうなった場合、一体どうなってしまうのか。

予想もできない未来に託すなら、確実な保証を自身で掴む。

そのためにも確実に玲奈にしか答えられない質問を考える。

それしかなかった。

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