新・監禁ゲーム
全てのルールを読み終えた遥斗の瞳は、先程とは比べもにならない絶望が映っていた。
"最も獲得金が多い方は王様、それ以外は失格"
つまりは自分と玲奈、2人が助かる術はないのだ、と。
玲奈は両手で肩を掴み、体を震わせていた。
そう、1番失格者の確率が高いのは玲奈なのだ。
獲得金0、勝負に負けた瞬間、BET額に関わらず失格となる。
もし運よく勝てたとしても、ピアスの男である陣内の1400000には程遠い。
それまでにはビンゴになってしまいGAME終了の可能性が高い。
遥斗は唇を噛み締め、手のひらを強く握り締めた。
さっきまで守るとか調子のいい言葉を使っていたくせに、何も守れていないではないか。
自分の不甲斐なさに、歯痒い思いをした。
どうすれば、玲奈を救うことができるのか。
そして自分を犠牲にできる根性が、果たしてあるのだろうか。
綺麗事ならいくらでも並べられる。
実際それを実現できるのか、遥斗自分自身に対して疑心感が湧いた。
打開策、決意も闇に埋もれたまま、GAMEは始まろうとした。