新・監禁ゲーム

藤崎は斜め右上のマスを選択した。

ここまでは山下の思惑通り。

ただ違ったことは、藤崎が選んだのは…Aであったのだ。

「スリーライン。勝者は藤崎様です」

ユダがそう発すると、山下は席から立ち上がり叫んだ。

「ちょ…ちょっと待てや!こんなの違反だろ!」

藤崎は虫けらを見るような、そんな冷たい視線を向けた。

「フフフ。今までの過程から、そんな簡単なゲームをすると思いましたか。あくまでもスリーラインを完成した者が勝者となる」

それでも山下は納得しなかった。

「ふ、ふざけるな!そんな屁理屈が通じるような勝負じゃねーんだぞ!」

「貴方は何かを勘違いしている。このルールが全てです。屁理屈を言っているのは貴方では」

山下の意見が覆ることはなく、ユダは進行を続けた。

「山下様の獲得金350000を藤崎様に移行します。それでも山下様が納得しないようでしたら、山下様は失格という形になりますが、宜しいでしょうか」

納得のいかない山下だったが、失格という言葉には黙るしかなかったのだ。

ユダが認めている以上、藤崎の述べている言葉は正しいのだ。

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