たった一試合、君と私の甲子園
「だぁ~うるさいなぁー!!」


「何よあんた!!
私の智徳くんになんであんなチビが!!」


友美は大松に食って掛かる。


「知らんわ!! でもおまえよりも
砂川の方が可愛いぞ!!」


「そんなんわかってるわ!!
わかってる・・・え~ん・・・」


「わぁー!! 泣くなって!!」


「宏大・・・」


まさか付き合ってたなんて・・・

柴原紗奈・・・

私なんかが、敵うわけないよ・・・


美優はずっと宏大の後を見つめていた。



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