パパとママの大恋愛




「俺な…佳奈を好きになろうって思った」


この気持ちは嘘じゃない


俺は…初めて佳奈に本音を打ち明けた


「叶わねぇ恋なんてガラじゃねぇ。そう思った時に…佳奈に告白された。だから付き合ったんだ…愛理を忘れるために」


ひどいこと言ってるのは分かってる


だけど…佳奈はきっと、俺の本音を待ってるんだ


「多分あの日…告白されたのが佳奈じゃなくても、俺は付き合ってたと思う」


最低だったんだ


あのときの俺は、自分のことしか見えてなかった


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