パパとママの大恋愛



「じゃあな!」


「ばいばい♪」


こんな平凡な会話すら幸せに感じる


勇太は私が家に入らなきゃ帰らないから、必ず私が先に家に入る


そして急いで自分の部屋に行ってベランダに出るの


「じゃあな~!」


さっきもばいばいしたのに、私たちはまたばいばいをする


勇太が角をまがったのを確認して、私もようやく部屋に入る


それが幸せだったんだ


そう…


幸せだった



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