Love Trip in Italy (番外編)


杏花は俺に抱きついて来た。


どんだけ嬉しいんだよ。


「んじゃあ、お代は前払いで戴こうかな?」


「ん?」


杏花は俺の言った事が分からない様子で、首を傾げて考えている。


「フッ……これでチャラにしてやる」


俺は杏花へ熱い口づけをした。


弾ける気泡に身を委ねながら……


深まる口づけを惜しみながら、唇をそっと離し


蕩けた表情の杏花を抱き上げた。


「ごめん…俺、のぼせそう」


「え?」


「だから、続きはあっちでな?」


「ッ!!////////」


俺は素早くバスローブを身に纏い、


全身を桜色に染めた杏花をバスローブで包んで、薄明かりの寝室へ。


「杏花……不足分……戴くな?」


「えっ…んっ……」


俺は杏花の柔らかい唇を塞いだ。


甘く……蕩けるような……


………熱い……夜を………。


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