Love Trip in Italy (番外編)
「フッ…だから安心しろ?杏花以外の女は眼中にねぇから」
「超可愛い女の子やナイスバディのお姉さんでも?」
「あぁ、ありえねぇ。つーか、“超可愛い”も“ナイスバディ”もここにいるし」
俺は杏花をギュッと抱きしめた。
“安心していいよ”と念じながら…
杏花ははにかみながら、俺に抱きついて来た。
「あ゛―――――ッ、こんな格好じゃ“どうぞ召し上がれ”って感じだよな?」
「え゛っ!?」
杏花は下着姿。
俺もボクサーショーツ1枚。
今が夜なら完全にゴングが鳴ってるだろ。
けど……仕方ない。
予約しておいた朝食の時間になりそうだ。
杏花がアタフタしていると―――、
♪ ♪ ♪ ♪ ♪
ほら来た!!
電話が鳴り響く……。
「杏花、メシ食いに行こう」
「………うん!!」
俺と杏花は朝食を取りに行く事にした。