なんでも屋 神…最終幕
そしてヤクザには到底見えない俺の身形から、素人に撃てるはずがないと高を括っていたのだ。



それら全ての考えが否定された事実が、達磨の思考回路を遮断してしまっている。



「帰っても良さそうだから、帰るかヒロ。」



この部屋の空気でスーツが汚れたと言わんばかりに、ヒロはソファから立ち上がって部屋を出ていった。



それを背中で感じ取った俺は、何時でも撃てる状態のまま安全装置をかけ、ヒロに続いて事務所を出る。



追いかけてくる気配が無いと確信して外に出ると、秀太に頼んで花火をして貰った[風月]メンバーの姿は無く、ツンと火薬の臭いが鼻を突いた。
< 85 / 447 >

この作品をシェア

pagetop