† LOVE GAME †



保健室を出て横を見ると黒沢が壁に凭れかかって携帯を弄っていた


「黒沢」


「ん?」


「お前、神谷があーなる事分かってただろ?」


「まぁな。」


「神谷、魘されてたけど。
それも尋常じゃないくらいに。」


「…未来、人嫌いなんだよ…。」

黒沢の口からでた一言


「は…?」


「ーーーーーーー………」


俺は黒沢から神谷の過去を知らされた



「って事。」


「頭が追い付かねぇ…」


「そりゃあそうだろーな。
俺だって夢だったらいいのにって何度も思った」


「………」


「なぁ…、お前、神様って信じるか?」


「え?あー…微妙」


「そか。
俺は神様がもし、居るとしたらソイツを恨む。
運命って…神様が決めるって言うじゃん?」


「あぁ」

幼い頃に親からよく聞かされた




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