催涙雨



なんとなく気まずくなった所に
注文した料理が運ばれてきた


恭ちゃんは日替わりランチで
あたしはハンバーグ。

ナイフとフォークを鳴らして
カチャカチャすることしか
できないあたしを見かねて、
恭ちゃんがハンバーグを
細かく切ってくれた。


不器用すぎだろって
不敵な笑みを沿えて‥。

その笑顔は反則だよ、恭ちゃん。

あたしでも顔が
真っ赤になっちゃうよ。



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