鬼嫁の苦難


「これから一生、我が妻と共に同居させてもらう。お母様、お父様、お兄様、よろしく頼む」


ものすごい上から目線だが彼なりに丁寧にいってるのだろう


しかし家に帰ってきた親はこの状況飲み込めるはずがない


父は私の隣にいる彼に目をやると「朝帰りか!」といい頭が爆発してしまった。

兄は「彼氏か?」と聞くと彼は「夫婦だ。」といったものなのでいきおいよく階段のぼりベランダから飛び降りようとする


もちろん私が止めましたが


生き残った母は彼に驚きを隠せないようだが質問をした


「貴方・・・・名前は?」



「名・・・だと?」


彼は私にもちろん知ってるだろうって目をしてくるがしかし私がしるわけがない。


「まあいい・・・俺は東洋の鬼国をおさめる時期当主、鬼崎仁だ。」



鬼国?

当主?

鬼?だから角生えてるのか



母も私もそこら辺は納得した


「ちょっと姫乃、一夜を共にしてるのになんで正体しらないのよ!」

「共にしてません!!だってストーカー野郎だよこの人!」







「ストーカー・・・・?」


爆発していた父と自殺しかけてた兄はストーカーという言葉に反応する。私はその後すぐ後悔した


「なななななんだと!?ぐはっ・・・!」


父は瀕死


「お兄ちゃんは毎日ストーカーするし後わすれてないぞ!小さい頃結婚しようといわれたことを!」


覚えてません。


「お兄様、その約束は本人も忘れてるだろう。」


いや、あんたがいうなよって一瞬思う


そんなとき母は鬼崎仁に


「貴方鬼なの?」


という誰もが疑問に思っていた質問をする


「その通りだ。しかし貴様は・・・」


鬼崎仁は少し話に間をあけた


「姫乃、貴様はまだ学生だったな。」


「あ、うん・・・高3だけど・・・」

「ならば卒業とやらまでがくるまで結婚の儀式はお預けだ」


「えっ・・・・!」


「そうか、そこまで式をあげたいのか」


「違うわ!」


そんなわけあるか。


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