あるわたくしの回想録

ある11日目




 その日はイスに座ってお気に入りの彼を待っていたのです。彼は決まった時間に顔をのぞかせてはわたくしに声をかけて引っ込んでいくのです。
 彼は三度声を上げると引っ込んでいきました。おやつの時間なのです。


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