送りバント

スリーアウトチェンジ

俺の名前は真直球 投（すとれーと なげる）
この弱小高校野球部のセカンドの控えだ。

いやちょっと嘘ついた。セカンドの控えの控えの控えだ。

審判「スリーアウトチェンジ」

今敵のやや強高校の最後の攻撃が終わった。

この試合にもし負けてしまうと３年生の先輩達が卒業してしまう。

俺の応援にも力が入る。

投「まだたったの１９８点差ですよ。頑張れー。えっ？１９８点差…？いやもう無理だから。相手やや強どころじゃないから。ウチのチームユニホームみんなバラバラだから！絶対勝てないから！」

そんなことを大声で言っていると。後ろからゲンコツをされた。
振り向いてみると弱小高校のマネージャー。
田真音 クリスタル（たまね くりすたる）が立っていた。

クリ「ちょっと投君！しっかり応援してよ！先輩達にも失礼でしょ！」

ここで読者には一つ残念なお知らせがある。
従来。ケータイ小説のマネージャーはだいたいが可愛い容姿。美人な先輩になっているが。
田真音 クリスタルはとてつもなく不細工だ。
温水洋一を２００回ほどぶん殴った顔をしている。

そうこうしている内に試合が終わった。
結果は…
弱小１９９-１９８やや強

投「なんで勝てんだよ！あんたらプロか！客を喜ばせるプロか！」