送りバント
球が怖くて…
先輩達が卒業して次の日。1、2年生だけの初練習。みんな揃ってグラウンドに着いた。

先輩達のいないグラウンドはとてつもなく広く感じた。
ふとベンチを見ると。
監督とマネージャーが何やら話ている。俺達より先に到着していたらしい。
ベンチに向かって歩いて行くと、話し声が聞こえて来た。

韓「…そっちが先に叩いてきたね!」

クリ「いや。そっちが先だからね。もう先生に言うから!」

投「小学生か!」

しょーもない喧嘩をしていた。さすがボケのスペシャリストだぜ。油断も出来ない。まさかこんなベタなボケをするとは…

気を取り直して、練習に入る。
練習メニューは監督から指示される。



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