ヤンキー王子とラブレッスン②【完】
「ありがと、のんちゃん。
そんな風に褒めてくれると……。
あたし……。
五十嵐くんに告白する勇気……わいてくるよ……」


もじもじっと両手をこすり合わせて、あたしよりも、ほんの少しだけ背の高いのんちゃんを見あげる。


すると、のんちゃんは……。


「がんばれ、心優!!」


あたしの後ろにまわって、ドアに向かって、あたしの背中を押した。


「ガッチリ煌のハートを掴んで来い!!」
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