ヤンキー王子とラブレッスン②【完】
「はぁ……。
考えて……おきます……」
思いっきり引きながらも、懸命に顔を繕うと……。
「考えなくてもいい。
そんなことしたら、余計男に狙われるだろ」
ブスッとした五十嵐くんの声が響き、続いて……。
「同感。
キミはなるべく地味に、そして、おとなしくしているべきだ」
ひんやり感満載の玲央くんの声が、あたしに突き刺さった。
「有意義ではない役割を、これ以上、煩雑にしないでくれ」
「……っ」
考えて……おきます……」
思いっきり引きながらも、懸命に顔を繕うと……。
「考えなくてもいい。
そんなことしたら、余計男に狙われるだろ」
ブスッとした五十嵐くんの声が響き、続いて……。
「同感。
キミはなるべく地味に、そして、おとなしくしているべきだ」
ひんやり感満載の玲央くんの声が、あたしに突き刺さった。
「有意義ではない役割を、これ以上、煩雑にしないでくれ」
「……っ」