俺様社長の溺愛
「今は、その言葉が聞けただけで、

十分だ。だから、今夜は、

抱きしめるだけにしておくよ」


そう言って微笑んだ修二。

・・・

こんなに優しくて、

こんなに愛おしいあなたを、

置いて、遠くに行く私を

許してください。

・・・

私は、修二の胸に顔をうずめた。



「・・・すみれ。なにがあった?

なぜ泣くんだ?」


「修二さんが、好きすぎて」

それ以上は何も言えなかった。
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