俺様社長の溺愛
家に戻った私は、

家のものをすべて処分して、

キャリーバッグに詰め込めるだけ

詰め込んで、

鍵をかけた。


・・・

そのカギを、ポストに入れて、

空港へ向かった。


・・・

「もしもし」


「…なん時の飛行機だ?」


「そっちに着くのは、

明日の、午後2時です」


「わかった・・・気を付けて」


「ありがとうございます、

私のわがままを聞いてくれて」


「すみれのわがままなんて、

可愛いもんだ」

「そうですね。春也さんの

わがままにくらべれば」
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