キミ色
扉の向こう。
私が君を好きになった日は、
雲ひとつ無い
晴れた空でした……。
君は覚えていますか?
あの日のことを。


4年前の夏……

友達と喧嘩した…。
喧嘩の理由。
唄にはよく分からない。
学校に来て、上靴に靴をはきかうようとしたとき、咲希は唄の目の前に来て、唄を壁に押し付けながら、
「唄、最悪。大ッ嫌い」って。
咲希の回りには、今まで仲の良かった友達も居た。
そして、咲希は今までに見たことのないくらいに怒ってた。
そして、咲希の回りに居た友達も、すごく怖い目で唄を睨んでいた……。
唄は教室に行くのが怖くて、学校を抜け出した。
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