誠の紅桜に止まる蝶~土方目線~
「こんな素敵なお内裏様のお雛様になれるなんて私はすごく、幸せ者ですね・・・」

嬉しそうに、だけど少し恥ずかしそうに話す蝶。

俺はそっと振り向き抱きしめる。

「それは俺の台詞だよ。お前みたいな最高なお雛様はどこにもいねえからな。」

「もう、それはいいすぎです。」

顔を真っ赤にして下を向く蝶。

「何度でも言ってやるよ。お前が認めるまでな。

そういっておしい俺の半身である蝶の顎をそっと掴みまた口づけを交わした。



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