ハスキーボイスで酔わせて
寝ても覚めても頭の中には彩の存在がある。
考えるだけで胸が熱くなって幸せな気分になれるからだ。
「ん?」
その時、学校の校門から武道着を持った高校生が出てきた。
しかし携帯には連絡がない。
まあ…そのうち来るかと車内に戻り彩を待っていると、
数分後それらしき人物が現れた。
「きたきた」
数人の生徒と談笑しながら姿を見せた彩。
俺の存在はおろか、車にすら気づいていない様子。